導圧配管の保温や凍結防止の為に裸銅管を巻くこと!

スチームトレースとは!

導圧配管内の流体の、凍結防止や凝縮防止のために行う施工。
裸銅管を導圧配管に沿わせたり、巻き付けるなどして、プラント運転中はその銅管内に
スチームを流す!

 

裸銅管は8×6か6×4を使用する!
さらに保温効率アップと火傷防止のためにガラス繊維のテープ状のものを巻き付ける。

 

以前は石綿製のリボンテープを使用したが、現在は禁止され、ガラス繊維が使われることが多い。
また必要に応じて板金保温を施すこともある!

 

差圧配管(両圧配管)のトレースの場合、元のスチーム取り出し口一か所から、
銅管配管を二手に分けてトレース配管を行うが、
運転の段階で両方の配管にバランス良くスチームが流れるように施工するのは、
計装工の「腕!」でもある!

 

銅管の端末側には「スチームトラップ」を取り付ける。
これは、スチームを効率よく使用し、またドレンを速やかに排出するための機器で、
小型の自動弁です。

 

導圧配管全体を見ると、計器や接続の為のフランジやバルブがあり、
それらを短い鋼管で接続した両圧の導圧配管に、

 

後のメンテナンスも考慮しながら施工するスチームトレースは、
相当ベテランの計装工でないと任せられない!

 

最近は配管直付けの計器が主流になってきているので、
導圧配管自体が少ないためスチームトレースの施工も少ない、と言うよりめったにない!
だから、「スチームトラップ」とか「豆トラ」と言っても話が通じない時も多い!

 

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