プロセス流体の圧力を計器まで伝える配管!

導圧配管

導圧配管の役割

パイピング

チュービング

スチームトレース

導圧配管のテスト

 

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プロセス流体やタンク内の液の圧力や差圧を、1/2インチ程度の配管によって、圧力伝送器や差圧伝送器に伝えることです。そのため、プロセス流体の種類や性質に合わせた施工を行う必要があります。配管に使用する材料と施工方法により「パイピング」と「チュービング」の二種類があります!最近の導圧配管はSUSチューブによるチュービングが主流になっています。[スポンサードリンク]

パイピングによる導圧配管は、圧力を導く管に鋼管を使用し、接続には溶接とフランジを使用して施工する方法!また、「曲げ部分」はエルボも使うが、ベテランが現場で専用のテーブル型パイプベンダーを作り、これを使用して必要な曲げを手作業で加工をする。かつて、このパイピングによる導圧配管は計装工の真骨頂だった。配管サイズは1/2インチ程度でスケジュール管と呼ぶ鋼管を使う事が多い!STPG(圧力配管用炭素鋼鋼管)...

チュービングによる導圧配管は、圧力を導く管に金属製のチューブを使用して施工する方法!一般的に、材質はステンレス(SUS)で、外径8mm〜12mm、肉厚1mm程度のチューブを使用する!曲がりは、チューブベンダーという工具を用い、接続は専用のダブル食いこみ式の継手を使用する。基本的に溶接は使用しない。継手のメーカーは「富士金」や「スウェージロック」が一般的!この管の接続を、溶接を使用しないで捩じ込み式...

導圧配管内の流体の、凍結防止や凝縮防止のために行う施工。裸銅管を導圧配管に沿わせたり、巻き付けるなどして、プラント運転中はその銅管内にスチームを流す!裸銅管は8×6か6×4を使用する!さらに保温効率アップと火傷防止のためにガラス繊維のテープ状のものを巻き付ける。以前は石綿製のリボンテープを使用したが、現在は禁止され、ガラス繊維が使われることが多い。また必要に応じて板金保温を施すこともある!差圧配管...

導圧配管では、配管作業の後「漏れテスト」と「耐圧テスト」を行う!まず、耐圧テストを水圧をかけて行う。圧力は、最大使用圧力の1.5倍の圧力を、手動式の水圧ポンプを使用して加圧する!規定の圧力に達したところで、テストハンマーで溶接個所を重点的に、異常ないか確認し、さらに15分間放置しゲージの圧力に変化が無ければ合格とする!その後に漏れテスト(「漏洩試験」「リークテスト」とも言う)を行う!計装空気か窒素...