ケーブルダクトとは鋼製のケーブルを布設する為の通路!

ダクト工事

プラントの計装工事でケーブルダクトと言えば、
ケーブルを布設するためのメイン通路のようなもの。
金属製で人手で開け閉めできる蓋付のタイプが一般的。

 

計装の配管類は、付帯的なものなので建築図や配管図には原則として記されない。
但しケーブルダクトのルートとサイズは配管図に反映される。

 

だから新設工事の場合は、かなり設計の早い段階から打合せに首を突っ込むことが多い。
寸法もパイプラックの柱や配管からの距離を「ミリ単位」で記入する。

 

ケーブルダクト

ケーブルダクトの役割

ダクトの材料とサイズ

セパレーター

 

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「ダクト(DUCT)」を英語の辞書で引くと、「n. 送水管;[生理]導管、輸送管;[植]導管、脈管;[建]暗渠(あんきょ);[電]線渠.《研究社:新英和中辞典から》」と記されています!ビルなどでは「空調ダクト」とか「エアダクト」というのが天井裏などに布設されています!これらは換気や冷暖房などのために、空気を流すので「管」という意味で、「ダクト」と言うのだと思います!しかし、プラントの計装工事や電気...

計器の点数が増えると、布設するケーブルの本数も増える。そのような場合に、計器すべてに対してのケーブル布設を電線管配管だけで行うと、配管スペース、通路確保、通線の手間などを考えると、非常に不経済になる。この様な時は、プラントでは金属製のケーブルダクトを布設し、その中にケーブルを流し引きする。オープンタイプのケーブルラックや地下ピットを使用することもあるが、一般的にはある程度の計器点数のあるプラントの...

ケーブルダクトを設計する際に考慮する項目は、(1)サイズと形状(断面積と縦横の寸法比) (2)材質と板厚 (3)セパレータの有無 (4)水対策 等々が主なもの!サイズは敷設するケーブルの本数から算出する。ケーブルの本数と仕上がり外径から専有面積を求め、その数値がダクトの断面積のおよそ20%以下になるように決める。材料は規格品の鋼板を使うのが一般的!だからそのサイズ(4×8尺:シハチ、とか3×6尺:...

計装のダクトに収納されるケーブルにはそれぞれ役割がある!基本的には電源ケーブルと信号ケーブルに分けることができる。電源は普通はAC100Vが多いがDC24Vというのもある。信号ケーブルにはアナログの電流信号や、パルス信号がある。電圧信号もあるが、普通は盤間渡りに使う程度で、ダクトを通すことはめったにない。これらの信号ケーブルがダクト内で電源ケーブルと混触すると、ノイズや誘導による干渉を発生させる。...